アメックスが延滞・償却率データを公開
アメリカン・エキスプレスは、Regulation FD(公平開示規則:上場企業が重要情報を特定の投資家だけに伝えることを禁じたルール)に基づき、米国コンシューマー向けおよび米国中小企業向けカードの信用統計データを公表しました。
今回開示されたのは、直近3か月分の月次データです。主な指標は以下の2点です。
- 延滞率(30日以上延滞):支払いが一定期間滞っているカード残高の割合を示す指標です。個人・中小企業ともに、直近3か月を通じて比較的安定した水準で推移しています。
- ネット償却率(元本のみ):回収不能と判断し損失として計上した残高の割合です。なお、2026年6月に同社は過去に償却済みのカード残高の一部を第三者へ売却しており、その売却益が6月単月および四半期の償却率に反映されています。これにより、個人・中小企業それぞれの償却率が一定程度、押し下げられている点に注意が必要です。
また、同社が運営する証券化ビークル(資産を束ねて投資家向けに証券として発行する仕組み)である「アメリカン・エキスプレス・クレジット・アカウント・マスター・トラスト(Lending Trust)」についても、直近3か月分の信用パフォーマンスデータが併せて開示されています。Lending Trustのデータは、全カード残高ではなくリボルビング対象残高のみを対象としているため、全体の統計とは数値が異なります。
これらの統計は、同社の財務状況を把握するうえで参考となる補足情報として定期的に開示されています。最新情報は公式IRページもあわせてご確認ください。
※本情報は情報提供を目的としたものであり、投資を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。