ASTスペースモバイル、転換社債の発行を発表
エーエスティー・スペースモバイル (AST SpaceMobile, Inc., $ASTS) は、2034年満期の転換社債(転換社債=株式に転換できる権利が付いた社債)の私募発行を発表しました。今回の発行は、適格機関投資家(Rule 144Aに基づく専門的な機関投資家)を対象としたものです。また、社債発行に関連して「キャップド・コール取引」(キャップド・コール取引=株価の上昇による希薄化を一定範囲で抑制するためのオプション取引)を実施する意向も示しています。
同社は今回の社債発行に際し、財務状況の最新情報を開示しました。2026年6月30日時点の現預金および制限付き現金の合計額は速報値として公表されていますが、この数値は四半期末の決算手続き完了前の暫定的なものであり、監査法人による確認は行われていない点に留意が必要です。
また、衛星打ち上げ計画についても更新情報が共有されました。同社は現在の打ち上げスケジュールに基づき、自社の「ブルーバード衛星(BB衛星)」を2027年初頭に打ち上げることを目標としています。ただし、打ち上げの時期は衛星の組み立て・テストの完了状況、ロケットの準備状況、物流など多くの要因に左右されるとしています。
さらに、日本の楽天グループ(同社の株主)との協議についても言及されました。ASTスペースモバイルは現在、楽天グループとの間で、日本政府の「低軌道衛星インフラ整備プロジェクト(J-LEO)」における補助金の間接受給候補としてRAST Co., Ltd.を選定することについて、高度な協議を進めているとのことです。このプロジェクトは、日本国内で運用・管理される低軌道衛星コンステレーション(多数の衛星を組み合わせたネットワーク)を活用した直接衛星通信サービスの実現を目的としています。なお、補助金の確定や合弁会社の設立については、現時点で確約はないとされています。
今後の正式な財務情報や発行条件の詳細については、同社の公式IRページおよびSEC EDGARの最新開示をご確認ください。
出典: SEC EDGAR
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