新 NISA で米国株を始めるガイド
新 NISA で米国株デビュー、意外とハードルは低いんです
「米国株に興味はあるけど、何から始めればいいの?」「NISA って聞いたことはあるけど、米国株にも使えるの?」——そんな疑問を持っているみなさん、こんにちは。Yoshi です。実は、2024 年にスタートした新 NISA(少額投資非課税制度)を使えば、米国株への投資がとてもスムーズに始められます。しかも、投資で得た利益にかかる日本の税金がゼロになるという大きなメリットがあります。この記事では、新 NISA の基本的なしくみから、米国株投資での活用方法まで、初心者のみなさんにもわかりやすくお伝えしていきますね。
そもそも新 NISA ってどんな制度?
新 NISA は、日本政府が「もっと多くの人に資産形成をしてほしい」という目的で作った非課税投資制度です。通常、株式や投資信託で利益が出ると、その利益に対して約 20% の税金がかかります。ところが、NISA 口座の中で得た利益には、この日本の税金がかかりません。これが最大のポイントです。
新 NISA には 2 つの投資枠があります。
| 項目 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
|---|---|---|
| 年間投資上限 | 120 万円 | 240 万円 |
| 対象商品 | 金融庁が選定した投資信託など | 上場株式・投資信託など幅広い商品 |
| 買い方 | 定期的な積立が基本 | 積立でも一括でも OK |
2 つの枠は併用でき、合計で年間 360 万円まで投資できます。さらに、生涯を通じた非課税保有限度額は 1,800 万円(うち成長投資枠は 1,200 万円まで)と設定されています。非課税期間は無期限なので、「いつまでに売らなきゃ」と焦る必要がないのも安心ですね。
米国株は新 NISA でどう買えるの?
「NISA で米国株って本当に買えるの?」と不思議に思うかもしれませんが、答えは「はい、買えます」です。ただし、どの枠を使うかによって買える商品が変わってきます。
つみたて投資枠で買えるもの:
個別の米国株を直接買うことはできません。その代わり、米国の株価指数(S&P 500 など)に連動する投資信託やETF(上場投資信託=証券取引所で売買できる投資信託のこと)が対象になります。毎月コツコツ積み立てたい方に向いている枠です。
成長投資枠で買えるもの:
こちらはより幅広く、米国の個別株(たとえばアップルやマイクロソフトなど)を直接購入することもできます。もちろん、投資信託や ETF も購入可能です。「あの企業の株を持ってみたい」という方は、この枠を使うことになります。
つまり、投資信託でコツコツ派ならつみたて投資枠、個別株にもチャレンジしたいなら成長投資枠、あるいは両方を組み合わせるという選択肢があるわけです。
始める前に知っておきたい 3 つの注意点
新 NISA で米国株を始めるのはそれほど難しくありませんが、事前に知っておきたいポイントが 3 つあります。
① 米国側の税金は非課税にならない
新 NISA で日本の税金はゼロになりますが、米国株の配当金(企業が株主に支払う利益の分配金)には、米国で源泉徴収される税金がかかります。通常の課税口座であれば「外国税額控除」という制度で一部を取り戻せますが、NISA 口座ではこの控除が使えません。配当を重視する方は、この点を頭に入れておきましょう。税率などの最新情報は、ご利用の証券会社のサイトで確認してみてください。
② 為替の影響を受ける
米国株は基本的に米ドルで取引されます。そのため、円をドルに換えて投資し、売却後にドルを円に戻すとき、為替レート(通貨の交換比率)の変動が利益や損失に影響します。株価が上がっても、円高(1 ドルあたりの円の価値が上がること)が進むと、円に換算したときの利益が減ることもあります。逆に円安なら利益が増える場合もあり、これは両面があるということですね。
③ NISA 口座は 1 人 1 口座
NISA 口座は、すべての金融機関を通じて 1 人につき 1 口座しか開設できません。A 証券で NISA 口座を開いたら、B 証券では開けないということです。年単位で金融機関を変更することは可能ですが、手続きに時間がかかるため、最初の証券会社選びは慎重に行いたいところです。
口座開設から購入までの 4 ステップ
実際に新 NISA で米国株投資を始めるまでの流れを、シンプルに 4 つのステップでまとめました。
- ステップ 1:証券会社を選ぶ
米国株を取り扱っていて、NISA 口座に対応している証券会社を選びます。各社で取扱銘柄数、手数料体系、取引ツールの使いやすさなどが異なるので、複数のサイトを比較してみるのがポイントです。 - ステップ 2:口座を開設する
証券総合口座と NISA 口座をあわせて申し込みます。本人確認書類(マイナンバーカードなど)が必要です。オンラインで完結する証券会社も多く、最短で数日〜数週間ほどで開設できます。 - ステップ 3:資金を入金する
証券口座に日本円を入金します。米国株を買う場合、証券会社が自動的に円をドルに両替してくれるサービスもあれば、自分で事前にドルに両替しておく方法もあります。 - ステップ 4:商品を選んで購入する
つみたて投資枠で投資信託を積み立てるのか、成長投資枠で個別株や ETF を買うのかを決めて、注文を出します。投資信託の積立なら、金額と頻度を設定すれば自動で買い付けてくれるので、手間がかかりません。
最初は少額から試してみて、しくみや値動きに慣れていくのが大切です。いきなり大きな金額を投じる必要はまったくありません。
まとめ
新 NISA は、米国株投資を始めたいみなさんにとって、とても心強い制度です。つみたて投資枠で投資信託をコツコツ積み立てる方法もあれば、成長投資枠で気になる米国企業の株を直接買う方法もあります。米国側の税金や為替リスクなど、事前に知っておきたいポイントはありますが、どれも理解不能なほど難しいものではありません。まずは証券会社のサイトをいくつか見比べて、自分に合いそうなところを探してみるところから始めてみてはいかがでしょうか。小さな一歩が、みなさんの資産形成の大きなきっかけになるかもしれません。一緒に学びながら、ゆっくり進んでいきましょう。
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