DMM 株の米国株取引サービス|手数料・銘柄数・ツール
はじめに
みなさん、こんにちは。ToshiNavi 執筆担当の Yoshi です。今回は、国内のネット証券会社のひとつであるDMM 株(DMM.com 証券)の米国株取引サービスについて、中立的な視点でご紹介していきます。
「米国株に興味があるけれど、どの証券会社がどんな特徴を持っているのか整理したい」「手数料やコストの仕組みを具体的に知りたい」——そんな方にとって、判断材料のひとつになり得る内容をまとめました。これから米国株投資を検討している方はもちろん、すでに他社で取引をしていて情報を比較したい方にも参考になるかと思います。
会社概要
このセクションでは、DMM 株を運営する証券会社の基本的なプロフィールを確認していきます。
DMM.com 証券は、DMM グループの金融サービス部門を担う証券会社です。DMM グループは動画配信やゲーム、FX など多岐にわたる事業を展開しており、その中で証券事業として株式取引サービスを提供しています。もともと FX サービスで知られていた同社が、株式取引にも事業領域を広げた経緯があります。
口座数や預かり資産額といった具体的な数値については、時期によって変動するため、最新の数値は公式サイトで公表されている情報をご確認ください。ネット証券としては一定の規模感を持つサービスとして位置づけられています。
手数料体系
証券会社を検討するうえで、手数料は多くの方が気になるポイントです。ここでは DMM 株の手数料体系を、国内株式・米国株式・為替手数料の 3 つの区分に分けて整理します。
国内株式の手数料
DMM 株の国内株式取引では、約定代金に応じた手数料体系が採用されています。約定代金の区分ごとに手数料が設定される仕組みで、ネット証券としては比較的わかりやすい料金設計といえます。なお、手数料体系はキャンペーン等で変動する場合がありますので、最新の料金は公式サイトでご確認ください。
米国株式の手数料
DMM 株の米国株取引における大きな特徴は、約定代金にかかわらず取引手数料が一律 0 円(2026 年 4 月時点)という点です。多くのネット証券では約定代金の 0.495%(税込)を取引手数料として設定しているのに対し、DMM 株では売買時の取引手数料そのものが発生しない仕組みになっています。
ただし、「手数料 0 円=コストゼロ」ではない点に注意が必要です。次にご紹介する為替スプレッドが実質的なコストとして発生するため、トータルコストで考えることが大切です。
為替手数料(為替スプレッド)
米国株を取引する際には、日本円を米ドルに両替する必要があります。DMM 株では、この両替時に1 ドルあたり 25 銭の為替スプレッドが発生します(2026 年 4 月時点)。
この為替スプレッドが実際の取引でどの程度のコストになるのか、ToshiNavi 編集部で試算してみました。
【コスト試算例:1,000 ドル分の米国株を往復取引した場合】
- DMM 株:取引手数料 0 円 + 為替スプレッド 250 円(25 銭 × 1,000 ドル)× 往復 = 約 500 円
- SBI 証券(ドル決済・住信 SBI ネット銀行経由で為替コスト 0 銭の場合):取引手数料 約 4.95 ドル × 往復 = 約 1,490 円(1 ドル=150 円換算)
- SBI 証券(円貨決済・スプレッド 25 銭の場合):取引手数料 約 1,490 円 + 為替スプレッド 約 500 円 = 約 1,990 円
※上記は 2026 年 4 月時点の公開情報に基づく概算です。為替レートや各社の手数料体系は変動しますので、実際の取引前に最新条件をご確認ください。SBI 証券では米国株手数料無料化プログラム等もあるため、条件次第で結果は変わります。
このように、取引手数料が 0 円であっても為替スプレッドが発生するため、「取引手数料」と「為替コスト」を合算したトータルコストで比較する習慣をつけておくと判断がしやすくなります。少額取引では DMM 株のコスト面のメリットを感じやすい傾向がありますが、取引金額や為替の両替方法によって結果は異なります。
取扱銘柄
手数料の次に気になるのが、どのような銘柄を取引できるかという点です。ここでは DMM 株の米国株取扱状況を、他社との比較も交えて見ていきます。
DMM 株では、米国の個別株式および ETF(上場投資信託)を取り扱っています。2026 年 4 月時点での取扱銘柄数は約 2,500 銘柄(個別株+ ETF)とされています。主要な大型株や人気 ETF は概ねカバーされていますが、中小型株やニッチな銘柄を取引したい方は事前に確認が必要です。
【主要ネット証券の米国株取扱銘柄数比較(2026 年 4 月時点・概数)】
| 証券会社 | 取扱銘柄数(概数) |
|---|---|
| SBI 証券 | 約 5,400 銘柄 |
| マネックス証券 | 約 4,500 銘柄 |
| 楽天証券 | 約 4,700 銘柄 |
| DMM 株 | 約 2,500 銘柄 |
※各社公式サイトの公開情報に基づく概数です。銘柄数は随時変動しますので、最新情報は各社公式サイトでご確認ください。
銘柄数では SBI 証券やマネックス証券、楽天証券と比較すると少なめですが、米国株投資で人気の高い主要 ETF——たとえば VTI(米国株式市場全体に連動)、VOO(S&P 500 に連動)、QQQ(NASDAQ-100 に連動)といった銘柄は取扱対象に含まれています。「主要な大型株や ETF を中心に取引したい」という方であれば、実用上大きな支障は出にくいと考えられます。一方、「幅広い中小型株にもアクセスしたい」という方は、銘柄数の多い他社も比較検討してみるとよいでしょう。
ToshiNavi では主要な米国株をカバーしており、各証券会社での取扱状況も随時確認しています。気になる銘柄がある方は、当サイトの銘柄ページも合わせてご活用ください。
NISA 対応
取扱銘柄を確認したところで、次は税制優遇制度である NISA での利用状況について見ていきましょう。
DMM 株では、新 NISA 制度に対応した口座開設が可能です。新 NISA には「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の 2 つの枠がありますが、米国株式や米国 ETF の取引は主に成長投資枠での利用が想定されます。つみたて投資枠については、対象となる投資信託のラインナップを公式サイトで確認してみてください。
NISA 口座の開設手続きは、一般的には証券総合口座の開設後に NISA 口座の申し込みを行い、税務署での審査を経て利用開始となる流れです。手続きには一定の日数がかかることがありますので、利用を検討している方は早めに手続きを始めておくとスムーズです。詳細は公式サイトの NISA 専用ページでご確認ください。
なお、初心者の方が見落としがちなポイントとして、米国株の配当金に対する二重課税の問題があります。米国で源泉徴収された税金と日本での課税が重なるケースがあり、NISA 口座では外国税額控除(二重課税を調整する仕組み)が適用されません。
【NISA 口座での米国株配当にかかる税負担の試算例】
たとえば、配当利回り 3% の米国株を NISA 口座で 100 万円分保有していた場合を考えてみます。
- 年間配当金(税引前):約 30,000 円
- 米国での源泉徴収(10%):約 3,000 円
- 日本での課税:NISA 口座のため 0 円
- 手取り配当金:約 27,000 円
NISA 口座では日本側の税金(通常 20.315%)は非課税になりますが、米国での 10% 源泉徴収は免除されず、外国税額控除も使えません。つまり、配当金の約 10% 分は取り戻せないコストとなります。この点は DMM 株に限らず、どの証券会社で NISA 口座を利用しても同様です。税制に関わる事項ですので、国税庁の情報や税理士への相談も検討してみてください。
アプリ・ツール
NISA の対応状況を確認したところで、実際の取引で使うツールについても見ておきましょう。
DMM 株では、スマートフォンアプリ(iOS・Android 対応)および PC 向け取引ツール(DMM 株 PRO+)が提供されています。
スマートフォンアプリの特徴的な点として、以下が挙げられます。
- 国内株・米国株のワンアプリ統合:ひとつのアプリ内で国内株式と米国株式の両方を取引できます。一部の他社では国内株と米国株で別々のアプリが必要になるケースがあるため、アプリを一本化したい方には利便性があります。
- 「かんたんモード」と「ノーマルモード」の切替:初心者向けにシンプルな画面構成の「かんたんモード」と、より詳細な情報を表示する「ノーマルモード」を切り替えて使える設計です。最初は「かんたんモード」で操作に慣れ、慣れてきたら「ノーマルモード」に移行するという使い方ができます。
PC 向けのDMM 株 PRO+では、より詳細なチャート分析(テクニカル指標の表示など)や複数銘柄の同時監視といった機能が利用できます。日常的にスマートフォンで手軽に取引し、じっくり分析したいときは PC ツールを使う——という使い分けも可能です。
なお、他社のアプリ(SBI 証券の「SBI 証券 米国株アプリ」やマネックス証券の「マネックス証券アプリ」など)と比較すると、DMM 株のアプリは画面のシンプルさに特徴がある一方、スクリーニング機能の詳細度やチャートのカスタマイズ性では差がある場合もあります。ご自身の取引スタイルに合うかどうか、公式サイトのスクリーンショットや機能紹介ページで確認してみてください。
サポート体制
ツールの使い方がわかったとしても、いざというときのサポート体制は気になるところです。ここでは DMM 株の顧客サポートについて確認します。
DMM 株では、電話・メール・LINE でのカスタマーサポートが用意されています。電話サポートは平日日中を中心とした対応時間が設定されており、具体的な受付時間は公式サイトで案内されています。また、LINE を活用した問い合わせ窓口があるのも特徴のひとつで、テキストベースで気軽に質問できる点は、電話が苦手な方にとって利便性があります。
初心者向けの学習コンテンツについても、公式サイト上で株式投資の基礎知識や取引の流れを解説するページが用意されています。「口座は開設したけれど、最初の一歩がわからない」という方は、まずこうしたコンテンツに目を通してみると取引のイメージがつかみやすくなるでしょう。
注意点・確認しておきたい点
ここまで DMM 株の特徴をご紹介してきましたが、口座開設や取引を検討する際に確認しておきたい点もいくつかあります。
まず、米国株取引には為替リスクが伴います。米ドル建ての資産を保有するため、円高に振れた場合には為替差損が発生する可能性があります。株価が上昇しても為替の影響で円換算の評価額が下がるケースもありますので、この点は理解しておく必要があります。
次に、取引手数料以外のコストにも注意が必要です。DMM 株は取引手数料 0 円が特徴ですが、先ほど試算したとおり為替スプレッド(1 ドルあたり 25 銭)が実質的なコストとして発生します。配当金受取時にも為替コストがかかる場合がありますので、トータルコストを意識して取引計画を立てることが大切です。
また、税金の取り扱いについても確認しておきましょう。特定口座(源泉徴収あり)を選択すれば確定申告が不要になるケースが多いですが、外国税額控除を受けたい場合には確定申告が必要になることがあります。ご自身の状況に応じて、特定口座と一般口座のどちらが適しているか検討してみてください。
さらに、DMM 株の米国株取引では、取扱銘柄数が約 2,500 銘柄と他の主要ネット証券と比べて少なめです。主要銘柄は概ねカバーされていますが、ニッチな中小型株を取引したい場合は事前に取扱有無を確認しておきましょう。注文方法(指値・成行など)についても一定の制約がある場合がありますので、公式サイトで確認しておくと安心です。
まとめと公式サイトのご案内
今回は、DMM 株(DMM.com 証券)の米国株取引サービスについて、会社概要から手数料体系、取扱銘柄、NISA 対応、ツール、サポート体制、注意点まで幅広くご紹介しました。
DMM 株の米国株サービスの特徴を整理すると、以下のようになります。
- 取引手数料 0 円:売買時の取引手数料が発生しない(為替スプレッド 25 銭/ドルは別途発生)
- 取扱銘柄数は約 2,500:主要銘柄はカバーされているが、他社(5,000 銘柄超)と比べると少なめ
- ワンアプリで国内株・米国株を取引可能:かんたんモード/ノーマルモードの切替機能あり
- LINE サポート対応:テキストベースで気軽に問い合わせ可能
少額取引が中心の方や、主要銘柄・ETF を中心に取引したい方にとっては、取引手数料 0 円のメリットが活きやすい構造です。一方、幅広い銘柄にアクセスしたい方や、為替コストも含めたトータルコストを重視する方は、他社との比較も含めて検討してみてください。
この記事で紹介した特徴に興味を持った方は、下記の公式サイトで最新情報をご確認ください。口座開設前に「毎月いくらまで投資に回せるか」「どのくらいの期間で運用したいか」といった目標の整理をしておくと、判断がスムーズになります。
他の証券会社の特徴や新 NISA 制度の全体像を整理したい方は、ToshiNavi の税優遇制度ハブもあわせてご覧ください。
DMM 株(DMM.com 証券) の口座開設や最新の手数料・取扱銘柄については、公式サイトでご確認ください。
みなさんの米国株投資の情報収集に、この記事が少しでもお役に立てればうれしいです。焦らず、ご自身のペースで一歩ずつ進めていきましょう。
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投資助言ではありません
※ 本記事の手数料・取扱銘柄数・サービス内容は 2026 年 4 月時点の各社公表情報に基づく概要です。実際の取引前に、最新の情報を各証券会社の公式サイトでご確認ください。本記事は情報提供を目的としており、特定の証券会社や金融商品の利用を推奨するものではありません。